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2013年02月19日

火災保険事故受付担当が警告!もし火災が起こったら・・・!

皆様、こんにちは。まだまだ寒い冬が続きますね。もう少しの辛抱といったところですが、冬といえば、空気の乾燥による静電気の発生や火災を思い浮かべる方が多くいらっしゃるかもしれません。実は、春になってすぐの毎年3月1日~7日は『春の火災予防運動』週間ということをご存知でしょうか?今日は、その火災予防運動の概要と、家庭でできる火災予防について、火災保険の事故受付担当者からお伝えしたいと思います。

春の火災予防運動とは?

201303_kasai_01.png平成25年の「春の火災予防運動」のスローガンは
消すまでは 出ない 行かない 離れない です。
火災予防運動の目的は、火災の発生が増える時期に呼びかけを行うことで、尊い命を守ろう、ということです。少し前のデータになりますが、総務省消防庁HPの「消防白書」によれば、平成23年中の住宅火災による死者数(放火自殺者数等を除く)は1,070人。平成17年の1,220人をピークとすると減少してはいるもの、依然1,000人を超える高水準が続いています。
なぜ火災予防運動は3月の初旬に実施されているのか??実は、「消防白書」をみると事情が分かります。四季別火災発生率をみてみると、火気を使用する機会の多い冬季から春季にかけての出火件数は総出火件数の61.7%、損害額は67.9%を占めています。201303_kasai_02.gif
上の図をみても、2月・3月に多い傾向が推察され、納得の実施期間!ということが分かります。

201303_kasai_03.gif住宅火災に注意しましょう

平成21年中の建物火災の出火件数を火元建物の用途別にみると、住宅火災が最も多く、58.4%を占めます。2006年6月に改正消防法により、新築住宅に住宅用火災報知機の設置が義務付けられたこと、記憶に新しいかと思います。既存の住宅においては地域ごとに異なるものの2008年から概ね義務化となっております。
(ご自分のお住まいのエリアが義務化の対象エリアかどうか、チェックしてみましょう。)
住宅用火災報知機の義務化により、火災発生件数は総数では減少傾向にあるものの、まだまだ多いのが現実。火事の原因がどういうものか一緒に確認してみましょう!
201303_kasai_04.gif

私達にできる住宅での防火のポイント6つ!

火災防止のポイントは、次の6つ。

201303_kasai_05.pngPoint1 各フロアに住宅用消火器を置く。置く際は簡単に手の届く低い位置に。
Point2 いざという時に避難経路になる通路などはいつも整理整頓をしておく
Point3 家の周りに燃えやすいものを置かない
Point4 ご近所の火災報知機の音にも関心を持つ
Point5 町内会やマンションで実施される防災訓練に参加する
Point6 その他身近な行為で注意する


日頃の防火策はもちろん、ひとりひとりの心がけと家族・ご近所の協力体制が大原則となります。
201303_kasai_06.pngPoint6について、特にご注意いただきたいのは、「たばこ」「コンロ」「コンセント」「洗濯物」。
「たばこ」の場合は、灰皿に水を入れておく、吸い殻はこまめに捨てる、など。「コンロ」については、そばを離れるときは必ず火を消す、衣類やキッチンペーパーなどの可燃物は火に近づけない、古くなったガスホースは使わないなどがあります。意外と知られていませんが、身長に合わない高さでコンロを使用している場合は火災の原因になりますのでご注意を。
そして「コンセント」。たこ足配線は避けるのはもちろん、プラグやコードのまわりはホコリが溜まりやすいので、定期的に清掃をしましょう。コンセントを根元から引き抜くのではなく、コードを引っ張って抜くのも危険。コードが摩耗して、火災の原因になりかねません。
201303_kasai_07.pngアイロンやドライヤーなど、使用時に高温になる家電器具は、使い終わったら、コンセントを抜く、これも大切なポイントです。
そして、最後に「洗濯物」
以前、他の記事にも記載しましたが「参考:大寒波襲来!命の危険が迫る2月-寒さ・淋しさが危険なワケ」、意外と盲点なのが、洗濯物です。冬の肌の乾燥時期に多く発生するのですが、ボディオイルなども発火の原因になります。ボディオイルが付着したタオルを洗濯し、乾燥機にかけると、残ったオイルが温められ発火することもありますので、ご注意ください。
小さな行為と侮らず、日頃からコツコツ、小さい心がけで大きな事故を防ぎましょう!

皆様のお住まいの防火対策について、簡単に診断できるサイトもあります。
無料ですので、ぜひ診断してみましょう!
住宅防火診断ナビ http://www.jubo.go.jp/jbk-navi/index.html

火災保険事故受付担当が警告!「これだけはどうしても伝えておきたいこと」

弊社の火災保険事故受付担当者に聞いてみました。お客さまで火災の事故のご連絡が多い案件はマンションでの火災です。火災保険での備え、ということを日々実感しているそうです。

201303_kasai_08.pngマンションに入居される際、賃貸の場合は火災保険の加入がほぼ義務になっています。マンションを所有している場合は、当然に所有者が建物と家財の保険に任意で加入します。(住宅ローンを組んで購入する場合には、火災保険加入が要件となっていることがほとんどです。)マンションにはご自身の部屋の部分(以下、専有部分と表記)とマンションに居住している方と共同で使用する部分(以下、共用部分と表記)があります。専有部分については自己の責任で火災保険に加入しますが、共用部分は管理組合などで加入をしています。

火災保険事故受付担当が特にお伝えしたいこと。それは、火災発生時の消防活動による水浸しやガラスの破損の被害がとても多い、ということです。例えば、隣家や上の部屋に火災が発生した場合、鎮火の為に、ガラスを破損して消防隊が現場に侵入、放水による鎮火が行われ無事鎮火。正当な消防活動ですね。現実の被害としては、自分の家や部屋、マンションの共用部分には何も被害がないでしょうか?実は火災保険の請求で多いのは、消防活動による住居の水浸しや共用部分であるガラスの破損が発生してしまった場合の損害の復旧費用なのです!

消防活動による水浸し被害・・・誰の責任!?


日本には、明治32年に定められた法律で『失火責任法』と呼ばれる法律があります。

失火責任法について、ざっくりお伝えすると・・・
「失火の場合には、失火者に重大な過失がなければ、責任は追及されない」という事です。

当然、放火などの故意や、どう見てもそれはおかしいじゃないかという重大な過失に当てはまる行為があれば、責任は取らなければなりません。“失火”の場合は、故意や重大な過失にあたらず、損害賠償の責任はない、ということなのです。(民法709条 の損害賠償の規定の例外とも言われています )

201303_kasai_09.pngお隣の家などに火が燃え移って損害を与えて、よほどの故意や過失がない以上、賠償しなくても良いということです。言い換えれば、お隣の家からのもらい火で自分の家が焼けてしまった時も、お隣からは補償してもらえないので、自分で建て直さなければいけない、ということでもあります。消防活動による二次被害も同様なのです。

ご自身の家、部屋の火災に備えて火災保険に加入しておくのは原則ですが、いざという場合の二次被害に備えて火災保険に加入しておくということがポイントです。

ちなみに、損害賠償責任がある「重大な過失」には以下のような例があげられます。

・電熱器を布団に入れて使用し、火災が発生した
・寝たばこが原因で火災が発生した
・てんぷらを揚げている途中で台所をはなれたため、過熱されたてんぷら油に引火した

また、あまり考えたくはありませんが、火災による自殺など(焼身自殺)で被害が発生した場合は「故意」にあたります。亡くなった方は賠償責任を果たせませんので、当然に遺族が責任を取らなくてはなりませんので、ご注意を。ご家族の死亡でショック、損害賠償で二重のショック!という事になりかねません。

一方、賃貸物件にお住まいの場合、隣家などの二次被害を受けられた方への損害賠償責任は発生しませんが、家主に対しては不法行為責任となり、損害賠償責任がなくなるわけではありませんので、ご注意ください。そういう場合に備えて、賃貸なら是非火災保険は個人賠償責任担保特約を付けて加入しましょう。

この機会にご自身の火災保険をこの機会に見直しましょう

さて、皆さんは火災保険での備え、大丈夫でしょうか?
補償内容に不足はありませんか?火災保険は、「建物」のための保険と、「家財」のための保険で成り立っています。また、火災だけでなく、それぞれの地震保険もあります。
まもなく、3月。記憶から消しても消えない『東日本大震災』から2年。
・補償内容に不足はないか?
・どの場合に補償されて、どの場合に補償されないかを把握しているか
・保険料コストは下がらないか?
・自己所有、賃貸など、所有形態に応じた適切な補償内容になっているか
・地震保険はセットされているか
・住宅ローンにセットする火災保険はどれがいいのか

など、この機会にぜひ見直しをしてみましょう。また、効果的な保険の加入をお考えであれば「個別相談」より、弊社ファイナンシャルプランナーにお気軽にご相談ください。その他、保険以外の家計全般のご相談も「問合せ受付」より承ります。是非、ご検討ください。

出典・イラスト:住宅防火対策推進協議会 http://www.jubo.go.jp/

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