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2012年09月12日

台風への備え マンション共有部の落とし穴

ishitani.jpg私はお客さまの事故を受け付ける担当でした。ですから、台風が通過してもほっとできません。次の日から、たくさんのお客さまからお問合せをいただき、その対応に追われます。台風の場合、原因が明確なので、多くのお客さまに保険金の支払いができるのですが、残念ながら支払いできない場合もあるのです。今回は、台風への保険での備えの落とし穴をお伝えします。

【風災】
最も多いご相談です。建物本体の被害よりも、テラスやカーポートの波板、物置倒壊、マンションの植栽の被害についてご相談をいただいています。
保険対応は、火災保険が風災補償となっているか、物置等を含めているか、免責金額の有無がチェックポイントです。また、マンションの植栽被害は、共用部になりますので、ご自身の火災保険の対象外となりますが、管理組合で加入の保険で対応できる場合があります。

【水の浸入による被害】
単なる雨漏りでは、対応できないことが多いのですが、排水設備からの漏水や風災を原因とした被害の場合には、対応できる場合がありますので、保険代理店や保険会社に相談をお勧めします。

typhoon.jpg【落雷】
意外と思われるかもしれませんが、台風に伴う落雷被害も多く発生しています。
最近は、電力線の対策が進んでおり、家電製品被害は減少していますが、電話線からの過電流による電話やFAXの被害が多く発生しています。雷が発生したら、電話線を抜くことをお勧めします。ほとんどの火災保険で対応できます。ただ、被害が明確でなく(不具合が生じたが我慢して使っていた)長期間経過後にご相談いただいたケースでは、原因特定ができずに対応できなかった事例もあります。不具合程度の症状でも機器のメーカーや販売店に相談し、原因を特定することをお勧めします。

【賠償】
台風では、カーポートの屋根が飛び他人の車(物)に損害を与えたなど、通常の管理がなされていたが、発生してしまったケースでは不可抗力として、賠償義務が生じないことが多いようです。マンションのベランダに置いてあった所有物が飛来し、損害を与えたケースでは、所有者に賠償責任が生じたケースもあります。ベランダが共有部であり避難路をかねている構造で、物の設置、保管が禁止されている状況では、不可抗力とならずに賠償責任を負う場合があります。

台風が原因の被害では、賠償請求できないケースが多々あります。自分の財産は自分で守る意識が必要です。もし、賠償義務を負ってしまったら、個人賠償特約で対応可能です。個人賠償特約は、火災保険、自動車保険、傷害保険に付帯できます。
マンションにお住まいの方は、窓ガラス等の共有部分の損害は、入居者の保険では対応できないケースも多いため、管理組合で掛けている火災保険も確認しておくことをお勧めします。

<外に出て情報がないとき、台風の方向を知る方法>

typhoon_02.jpg台風が日本(本土)に接近してくると進行速度が速くなり、テレビなどの情報では追いつかないことがあります。そんな場合に役立つのが、「バイスバロットの法則」です。
接近してくるのか、遠ざかっているのかは、台風がどの方角にあるのかを知ることができれば、見当がつきます。 
風を背にして、左手を前方向45度に伸ばす→左手の先に台風の中心がある。東京都心にいて、東(千葉方面)から風が吹いてきたら、風を背にすると西向きになります。左手前方45度は南西方向ですので、静岡方面から台風が接近していることになります。
この方法は、全ての北半球の低気圧に共通ですので、冬の爆弾低気圧にも使えます。

今年は台風の当たり年かもしれません。4月には台風並みの春の嵐がありました。6月には早くも大型台風が上陸しました。夏場は、高気圧が日本に居座ったので、台風は日本を迂回しましたが、秋本番を迎えますので、台風にはしっかりと備えてください。

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