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2013年08月05日

一種の現代病!?熱中症のメカニズムと防止策

Ex-010b.jpg地球温暖化が叫ばれるようになったここ十数年。夏の気温の上昇は年々進んでいて、否応なしに温暖化を意識することが多くなりました。
地球温暖化と言っても、対策は世界規模で行われていますが、対処療法のように即効性の効果は得られないものです。最近では気温35度以上となる『猛暑日』の日数は増えるばかりです。太陽の威力を感じる今日この頃です。

そうはいっても、私たちが日常的に困るこの暑さ!地球規模の話は置いておいて、とにもかくにも今のこの暑さ!気温が上昇する夏日が増えると、おのずと増えるのが、『熱中症』です。

そういえば、昔は「日射病」と表現して、学校でのスポーツの時の先生からの注意や、両親からは「帽子をかぶりなさい」なんていたっけ・・・。
ところで、熱中症と日射病、熱射病の違いって何だろう!?

症状で呼び方が違います

早速、調べてみました。

『日射病』
日射病とは、全身の倦怠感、吐き気、あくびからはじまり、やがて頭痛や意識障害などを起こす症状のことを言います。炎天下で激しい運動や仕事などをした時に、大量に発汗し、身体の中の水分が不足することで、心臓へ戻る血液量が減少し、心臓が空打ちしてしまい、いわゆる脱水状態に近い症状となります。ひどい場合には意識不明になり、死亡することも。

死亡・・・、ここまで恐ろしいものだったのですね。先生や両親の注意喚起もうなづけます!

『熱射病』
熱射病とは、高温多湿の下で長時間歩いたり作業をした時に、大量の汗をかき、体内の塩分や水分が著しく不足し、体温の調節が効かなくなって起こる症状のことを言います。顔は青白く、大量の汗が出、皮膚は冷たくじっとりと、体温は普通かやや低めで脈が弱くて早くなります。虚脱感とともに、めまい、吐き気が伴います。

 いずれの症状も、素人判断ではどちらなのか症状の判別は難しいですね。もし、疑われる症状の場合は、遠慮せずにすぐに救急車を呼ぶことをお勧めします。もし、「この程度の症状で救急車を呼んでもいいのだろうか・・・?と不安に思われる方は、是非消防庁の『救急受診ガイド』をご活用ください。

その他は、普段からかかりつけ医を決めておき、緊急連絡先の携帯電話・スマートフォンなどの電話帳登録をしておくなども是非お勧めします。

熱中症』とは、日射病や熱射病の総称です。正しくは、『熱中症』は「熱失神(日射病)」、「熱けいれん」、「熱疲労」「熱射病」の4つに分類されます。最高気温が30度を超えると、これらの熱中症の症状がでてきます。気温の上昇に比例し(気温が高くなるにつれて)死亡率が急激に上昇します。

熱中症になりやすい人・環境

熱中症になりやすい人や環境には差があります。一般的に言われている例をあげると次のようになります。

熱中症になりやすい人
・乳幼児・・・・・・環境の温度変化の影響を受けやすいため
・高齢者・・・・・・水分補給が足りないため
・睡眠不足の人
・暑さに慣れていない人・・・体が暑さになれていないため、かかったときのダメージが大きくなる
・大量の汗を拭かない人・・・水分がなくなり、体内に熱がこもってしまいます
・一人暮らしの人・・・自分以外に体調の異変に気づいてくれる人がいないので無理してしまいがち
・主婦・ひきこもりの人・・・室内でも熱中症になりやすいので、日中も家の中にいることが多い人は危険です
・風邪などで発熱している人
・下痢などで脱水症状を起こしている人・・・水分が不足していると、熱中症になりやすい
・肥満の人・・・軽い運動でもエネルギー消費が大きく、熱の発生が多くなる

熱中症を引き起こしやすい環境
・梅雨明け直後、梅雨の晴れ間で急に暑くなったとき
・25度以上の熱帯夜、28度以上の閉め切った屋内
・25度以上の無風・高湿度、それ以外では28度以上の屋外
・20度以上の車中
・一日のうち10時~16時

かからないための予防策

先に述べた熱中症にかかりやすい人や環境を意識するだけでは、まだ対策は完結しません。どんな病気もかかってみないとその辛さは身に浸みないものなのですが、かからないに越したことはありませんよね。
では、『熱中症(総称)』にかからないようにするために、日頃から意識できるようにしましょう。

『熱中症(総称)』にかからないために
○直射日光の下や気温35度以上の環境下では、原則運動しないようにしましょう!
○こまめに水分補給をしましょう!補給する水分は常温で。
○吸湿性や通気性の良い服装をしよう!
○エアコンは無理に我慢しないようにしよう!


Ex-053i_72.png熱中症は主に一日のうちでも10時~16時の間に多く発生します。熱い季節では、夜になっても熱帯夜となり、朝夕でも暑い時があります。その場合は、夜になったからといって安心せずに、予防策はつづけましょう。また、水分補給も大切ですが、ただ、水分を取るだけでは体内から出ていく塩分の補給が行われないので、スポーツドリンクを摂ったり、塩飴を同時に食べる、塩をなめるなども重要です。ただし、塩分の取り過ぎは当然に身体によくありませんので、ご注意を。また、水分補給時には冷たい飲み物だけではなく、常温の飲み物もお試しください。極度に身体を冷やさずに、体調低下を予防出来る場合があります。
吸湿性・通気性のよい服装は身体から熱を逃がす効果があります。最近は、各社から通気性の良い素材の衣類が複数販売されていますので、是非、併用してみてください。
なにはともあれ、節電だから、と無理して電気の使用を控えずに、エアコンや扇風機などの活用を。何事も身体の健康が第一です。自宅での利用に気が引ける方は、図書館などの公共の施設の利用やスーパーなどの店舗をうまく活用して暑さをしのいでみてください。

動物の熱中症

045i.png熱中症は人間ばかりがかかる病気ではありません。犬や猫などの動物ももちろん発症します!
動物の初期症状としては、激しい呼吸と大量のよだれです。その他、目の充血、耳の内側と口の粘膜の赤みが強くなるなど。症状が進行すると、脈拍が高くなり、下痢やおう吐をしたり、血液循環の悪化により酸欠状態になる場合もあります。
044n.pngもともと、犬や猫は人間より体温調節が上手な生き物。汗ではなく呼吸で対応調節を行います。その為、呼吸が荒くなった場合は、躊躇せず、身体を冷やすなどの応急処置を行い、すぐにかかりつけの動物病院へ連れていき診断を仰ぐなど、口がきけない動物だからこそ速やかな対応が必要です。異変を感じ取る為にも普段から、よく観察して正常な状態を覚えておくことが何より重要です。

 

かかってしまった時の対応

頭痛がする・・・、吐き気が・・・、身体がだるい、生あくびがでる・・・。
これらの症状はすべて熱中症の初期から中度の症状です。少しでも異変を感じたら、まず、応急対策を。
もし、かかってしまった場合、応急処置で若干回復する場合があります。ただし、この場合も素人判断せず、出来る限り早く病院へかかることが非常に重要です。

熱中症の応急対策
1.涼しい場所へ移動する
2.横になって身体を休ませる
3.足を高くする
4.衣服を脱いで(脱がせて)身体から熱を逃がす
5.身体を冷やす(喉や首筋など)
6.病院へ行く(場合によっては救急車を呼びましょう)


診察のススメ

これまで述べたように、熱中症は場合によっては死に至る怖い病気のひとつです。夏になり気温が高くなると発症する人が増え、連日ニュースを騒がせることもあります。つい先日、8月には中国上海では気温40.6度を記録し、熱中症による死亡は10名になりました。
先に例をあげた、『救急受診ガイド』で熱中症に当てはまる症状の場合を判断してみました。結果は「救急車を呼ぶ」でした。
遠慮せずに、「熱中症かな?」と思われる症状を感じられた場合、身近な人に現れた場合は、救急車を呼びましょう。

とは言っても、病院にかかれば、それなりに治療費がかかりますね。そこで、ご紹介したいのは「傷害保険」の活用です。
傷害保険は、一般的に、病気以外のケガなどに対する補償ですが、よく商品を選べば、中には基本補償や特約で熱中症にかかって治療した場合の治療費を補償できるものもあります。2013年8月時点では、弊社の取扱商品でもひとつ対応できるものがあります。ただし、保険種目の内容は改定が随時行われており、申込日や補償される期間に制約がありますので、その点はご注意ください。もちろん、今回は熱中症に対する補償についての説明です。傷害保険の基本的な部分の補償もされた上での補償となります。
保険契約の際には、そこまで詳しい内容を確認されていないかと思いますが、ご契約時やご契約された後でも、補償されているか一度保険会社や保険代理店に確認してみても良いかもしれません。


ひとり(一家)キャンドルナイトのススメ

Ex-055r_72.pngさて、ここまで熱中症の話題でしたが、ここ数年の地球温暖化対策についての小さな運動を紹介します。
ここまで熱中症の発症者が増加した要因のひとつは地球温暖化が考えられます。温室効果ガスの増加により、地球全体がサウナ状態となり、またオゾン層の破壊による太陽の光が直接地表に注がれる・・・そうして、地球の気温はどんどん上昇している、と言われています。
温室効果ガスの削減については、原発などの問題も絡んできますので、ここでは割愛しますが、自分で出来ることは小さなことでも始めましょう、という全世界共通の考え方があります。地球サミット(国連環境開発会議)などで謳われた言葉です。(Think global, act local ~ グローバルに考え、ローカルで行動する)

candle.jpgその運動の例として、日本で行われている運動が、ライトダウンやキャンドルナイト。正式な運動で行っている団体では、夏至と冬至に行っているようですが、夜のある一定時間、電気を使わずに、星空を眺めましょう、という運動です。我が家では、これらの運動に賛同はしているものの、日程が合わない為、自分たちで出来る日に、家中の全ての電気を消し、自然の光と空気を楽しみ、エネルギーの大切さを実感しよう、という日を1年に一度設けています。暑がりの性分の為、主に、春先か秋が多いのですが、家族で電気の大切さや環境についての話が出来る唯一の機会でもあります。是非、ご家族、特にお子様がいらっしゃる方、1年に一度、試しに、ひとり(一家)キャンドルナイトの体験をお勧めします。

ただし、くれぐれも、気温の高い夜や昼に無理して実施されませんように!

<参考>
◇ライトダウン2013 http://funtoshare.env.go.jp/coolearthday/
◇100
万人のキャンドルナイト http://www.candle-night.org/jp/

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傷害保険での熱中症補償をオススメします!(記事掲載期間:2013年8月~2013年9月末)

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